美容オイルといえばまず思い浮かべる「アルガンオイル」。
ネットでは色んな使い方が紹介されてますが、中には「それってどうなの?」と思うものもあったり。
なのでこの記事では、アルガンオイルの効果・効能とかオイルの特徴から、髪やスキンケアへの上手な使い方についてまとめていこうと思います!
あと精製・未精製の選び方とか、個人的なおすすめ商品ランキングとかも書いていきます!
アルガンオイルの効果・効能、どういう人が使うといい?
アルガンオイルの美容効果
めちゃくちゃ種類のある美容オイルの中で、なぜアルガンオイルが人気なのかというと、
- オレイン酸(オメガ9)・リノール酸(オメガ6)がともに豊富で、ベタつきにくく肌なじみも良く、角質を整え柔らかくしてくれる
- ビタミンEが豊富に含まれている(オリーブオイルの3倍)→抗酸化・整肌効果
オレイン酸とリノール酸が両方40%前後とバランス良く、ベタつきも少ないし肌を柔らかくしてくれます。
ビタミンEは抗酸化作用があったり、バリア機能の向上、くすみの防止、ターンオーバーの促進など色んな美肌効果があったり。
匂いもほぼ無臭(精製だと無臭)なので使いやすいオイルで、保湿しながら美容成分が補給できるってことで人気なんだと思います!
ニキビ、シミ、美白に対してなど、美容効果の範囲
ニキビにアルガンオイルがいい!
美白やシミにも効果がある!
とか書かれていたりもしますが、美容効果はかなり穏やかなものだと思った方がいいです。
確かにビタミンEなど、他にもセサミンとか色んな成分が入っていて。
1つ1つの成分をピックアップすると、ターンオーバーだったり間接的な効果があると言えるかもですが、めちゃくちゃ高濃度で含まれているわけではありません。
それにアルガンオイルなど美容オイルはスキンケアに使っても1度に数滴。
美容成分が入っていて嬉しいのは間違いないですが、基本の効果は保湿、あとはおまけくらいに考えておくのがいいです!
すべての人におすすめというわけじゃない
美容オイル全体の話になりますが、人気で美容成分も入ってるからといって、すべての人に合うわけじゃないです。
- 皮脂でちょうどいい人はオイル不要
- 皮脂が過剰な人はオイル保湿でちょうどよくなる可能性あり
- 肌の水分が不足している人はしっかり水分補給してあげてからオイルを使うとよし
ちょうどいい感じに皮脂が出て肌がうるおっている場合、オイルを使うと脂ギッシュになっちゃいます…。
毛穴が詰まりやすくなったり、ニキビが出来やすくなるので、無理に使う必要はありません。
オイルが必要な方は皮脂が足りていない人。
あと皮脂が過剰に出ている方は、保湿不足で肌が皮脂を出そうとしている可能性があります。
そういう方はオイルでの保湿を取り入れることで、皮脂の出過ぎが改善される可能性もあります。
そしてオイルの役割の1つは、水の蒸発を防ぐこと。
そもそも水がなければ保湿もなにもありません…。
肌の水分が不足している方は、保水力のある化粧水で水分を補給してあげてから、オイルでさらに保湿してあげると効果的です!
アルガンオイルの上手な使い方!
スキンケアの保湿には2~3滴がベスト
イメージは皮脂の補助
顔のスキンケアに保湿として使う場合は、2~3滴くらいがベストです。
アルガンオイルは肌なじみがいいので、多めに使ってもベタつきにくいですが、イメージは「皮脂の補助」。
乳液や保湿クリームと同じ感覚で多く付けすぎると、毛穴詰まりとかニキビの原因になっちゃいます…。
もちろん人によりますが、自分にどのくらい皮脂が足りないかという基準で使うといいと思います!
季節によって、夏は皮脂が出やすいから使わない、冬は皮脂が減るし乾燥しやすいから使うとか、自分の肌の状態にあわせて使うといい感じです!
順番は化粧水の後、ブースター(導入液)に使うのはどうなの?
アルガンオイルはブースター(導入液)としても使える!とよく聞くのですが、個人的にはどうなの?と思っています。
確かに角層に浸透して肌を柔らかくしてくれるんですが、基本は油なので水をはじくんですよね。
まずは化粧水や美容液などで水分と美容成分を肌に届けてから、オイルで蓋をするイメージで使う方がいいと思います!
ちなみにボディ・全身に使えます
お風呂上がりのポカポカで水分が蒸発しないように、同じくちょびっと皮脂を補助するイメージで使うといい感じです!
髪には質感の調整に、柔らかく仕上がります
単体よりはアウトバストリートメントとあわせて
タオルドライ後にアルガンオイル→アウトバスと髪にもみこんでドライヤーで乾かすのが、髪への上手な使い方だと思います。
ドライ後でもOK。
量は同じく2~3滴から、髪質や髪の長さに合わせて、しっくりくる量を見つけてみてください!
アルガンオイルには保湿だけじゃなく髪を柔らかくする効果があるので、かたい・広がりやすい・太い髪質の方に特におすすめです。
多少ですが扱いやすくなります!
もちろんアルガンオイル単体で髪に使ってもいいのですが、市販のヘアオイルのようにサラサラにはなりません。
あくまで質感の調整と保湿の補助に使うのが上手な使い方だと思います!
モロッカンオイルやルシードエルの代わりになる?
アルガンオイルを売りにしているアウトバスがいくつかありますね。
モロッカンオイルとか、ルシードエルとか。
たまに、
だったら純粋なアルガンオイルを使うほうが髪に良さそう!
とモロッカンオイルと同じ仕上がりを求めてアルガンオイルを買い求める方がいらっしゃるのですが、
残念ながらアルガンオイルを売りにしたトリートメントの代わりにはなりません。
モロッカンオイルもルシードエルも、あの仕上がりはシリコンあってのもの。
たしかにアルガンオイルは入っていますが、かなり少量です。
アルガンオイルは髪を柔らかく効果はありますが、↑でも書いたように単体で使ってサラサラまとまる仕上がりにするのは難しいです…。
クレンジングにも使えるけど、めちゃくちゃ贅沢です…
アルガンオイルはメイク落とし…クレンジングにも使える!という話もよく聞きます。
確かにクレンジングオイルのように、メイクを浮かすことは出来ます。
ただし1度に結構な量を使いますので、めちゃくちゃコスパは悪いです。
あとアルガンオイルはメイクを浮かすことは出来ても、洗い流すことは出来ません。
クレンジングに使う場合は、
- 濡れてない顔・手でアルガンオイルをメイクに優しくなじませる
- 泡立てた石鹸などの洗顔料でしっかり洗い流す
と、石鹸などと併用が必須です。
コットンで拭き取るだけだと、メイク汚れがオイルに溶けた状態で、肌に残ってしまいます。
酸化や毛穴汚れ、肌荒れの原因になるのでしっかり洗顔料で洗い流すのがポイントになります!
こんな感じで、確かにクレンジングに使うことも出来ますし、比較的やさしくクレンジングできますが、コスパは悪いと思います。
安く取り入れるならアルガンオイルも入った油脂ベースのクレンジングオイル、アルガンビューティークレンジングオイルがおすすめです!
あとはマッサージとかにも使えますが、同じく贅沢な使い方ですね…笑
アルガンオイルの選び方と、個人的なおすすめランキング
精製と未精製はどっちがいい?
アルガンオイルには精製と未精製があります。
簡単に言うと、不純物を取り除くのが精製です。
オーガニックなどでは未精製が人気で、市販のアルガンオイルは結構な割合で未精製になっています
精製されたのだと、ぱっと思いつくのが無印良品ですね
どちらにもメリット・デメリットがあります。
アルガンオイル | 精製 | 未精製 |
色 | 透明 | 黄色みがかっている |
匂い | 無臭 | ほぼ無臭 |
メリット | 酸化しづらい、品質が安定している、安価、 | 熱に弱い栄養素など美容成分が残る |
デメリット | ビタミンなど美容効果が薄くなる。 | 不純物も残るため、比較的アレルギーなど肌に合わないケースが増える。 |
未精製は栄養素が残っている一方で、不純物も残っているので肌に合わない可能性が上がります。
アルガンオイルはアトピーにも使える!と言われますが、敏感肌・肌の弱い方は精製されたのを選ぶのが無難です。
(それとは別に、アトピーに使おうとお思いの方は、医師に相談されてからがいいと思います。)
あと食用のアルガンオイルもありますが、基本は肌用のものは肌にのみ、食用は食用にのみ使ってください!
個人的おすすめランキング
最後に一応、個人的おすすめランキング(使ったことあるもの)をご紹介しておきます。
まぁでも色々と判断基準はあって、どのアルガンオイルが良いかは人によるので、有名商品の特徴の参考になればと思います!
精製だとあとは生活の木だったりマンデイムーンだったりが候補かな?
会員登録されていて、普段買い物してるなら↑でも!
アルガンオイルを買うと、たまーに沈殿物(ピンクっぽかったり茶色っぽかったり)があったります。
使ってる間にできることもあります。
気温が低かったりすると出来るのですが、未精製の不純物ですのでご安心ください!
普通に使ってもいいですし、部屋を暖かくして、振っていくと解消されます。