いわゆる幹細胞コスメであり、EGF化粧品でもあり、常在菌コスメでもある美容液「クロノセル」。
最近流行りではありますが、あまり目にしない成分なので、
ほんとに効果あるの?嘘なんじゃないの?と思う方も多いと思います。
肌フローラとかなんか超怪しそうですもんね(笑)。
そこで、
- どういう効果がどのくらい期待できるのか
- どういう人におすすめなのか
- 実際に使ってみたので使用感とかを口コミ
みたいなところをブログに書いていこうと思います!
クロノセルの成分の解説、効果あり?効果なし?とかどんな人におすすめの美容液?とか
ヒト幹細胞培養液
クロノセルの1番の推しは「ヒト幹細胞培養液」らしいです。
これどういうものかというと、その名の通り「幹細胞を培養する液」のこと。
つまり幹細胞が入っているわけじゃなくて、幹細胞をいい感じにするための液が入っているってことです。
幹細胞じゃないなら結局なんなの?効果あるの?というところですが、
成長因子・コラーゲン・ヒアルロン酸とか細胞に必要な色んなものが入った液体
って感じです。
つまりうまく届けば成長因子によって細胞が新しく作られターンオーバーが促進される&コラーゲンやヒアルロン酸などが作られシワの改善とかエイジングケアにつながるというわけです。
プラセンタエキスに似ていますね
そして一部ではプラセンタエキスより効果が高いのでは?と言われていたりします
ですが「届けば」というのが肝で、このブログではお馴染みですが、「化粧品は名目上、角層までしか浸透しない」んです。
さらにもう1歩踏み込むと、「名目上」というのも肝で、「広告として表現できない」と「実際に1ミリたりとも角層より奥には浸透しない」は別物です。
つまり簡単にまとめると、
くらいの温度感で使うのがいいと思います。
まだまだ出始めの成分なので、長年の効果のデータとかはまだまだないんです。
原料も高いので、お金に余裕のある方で、好奇心旺盛な方向けの成分だと思います!
スポンサーリンクグロースファクター(成長因子)
あれ?さっきも見た?とお思いかもですが、ヒト幹細胞培養液の中にも入っているのが個別でも入っています。
EGF、FGF、IGFと3種類入っていますが、期待できる効果として↑のヒト幹細胞培養液と同じようなものと思ってもらって大丈夫です。
細胞を増殖させてターンオーバーを促進したり、シワやハリを改善したり…ざっくり言うとエイジングケアですよね。
そしてもう1度言うと、どのくらい効果が出るのかはまだまだ分かっていないです。
EGFに関しては表皮でも受け取れるらしいので、穏やかなりに効果はあるんじゃないかと個人的には思っています。
でも全体的にはやっぱり、「効果があったらいいかもね」に期待するかどうかです。
ちなみに詳しい効果とかを知りたい方は↓を日本EGF協会のページをご覧ください。
スポンサーリンク美肌菌・肌フローラ
ヒト幹細胞培養液も成長因子(グロースファクター)も「お、最近のスキンケアだな」という感じますが、
もっと耳慣れなさがあって胡散臭さが漂うワード「美肌菌・肌フローラ」。
普通に「菌って大丈夫なの…?」と思っちゃいますよね。ちょっと説明していきます。
人間の肌には腸とかと一緒で「常在菌」という色んな種類の菌がいて、全体的にはバリア機能を担っていたりします。
この常在菌の生態系をフローラといって、腸内フローラをいい感じにする「菌活」とかちょくちょく聞きますよね。
例えばニキビの原因の「アクネ菌」。
増えすぎるとニキビを悪化させたりしますが、普段は皮膚と弱酸性に保ってくれたり、他の菌の侵入を防いだりしてくれています。
同じく皮膚にいる良い菌に「表皮ブドウ球菌」があります。
表皮ブドウ球菌は美肌菌と呼ばれていて、保湿やバリア機能にいい感じに働きます。
クロノセルに入っている成分でいうと、エンテロコッカスフェカリスというのがそうですね。
常在菌コスメには
- オリゴ糖で表皮ブドウ球菌を増やす
- 菌自体が入っている(加熱処理はされてる)
があって、クロノセルは菌自体が入っているタイプです。
乳酸菌などでも聞いたことがあると思いますが、死んだ菌でも十分効果があることが確認されています。
ちなみにですが馴染みのあるところでいうと超人気の「フローフシ LIP38℃ リップトリートメント」にも同じ成分が入っています。実は唇フローラに着目したリップだったりします。
原料元ではヒト試験でちゃんと表皮ブドウ球菌が増殖したり、バリア機能が上がることが確認されています。
ざっくりとした説明は原料元のサイトを見てもらうと良いかなと思います↓
一応頭に入れておきたいのは、
ということ。
まぁバリア機能が上がったといのことですので、割りと期待は出来ると思っていますが…。
まとめると
に効果が出やすい成分だと思います!
全成分を見て、敏感肌の方はちょっと使いづらいかもしれません
↑の3つの特徴だけなら、まぁ「最近流行りの成分を配合した攻めた美容液だな~」って感じなんですが、ちょっと刺激の面で気になるところも。
クロノセルには「アスコルビルリン酸Na(ビタミンC誘導体)」や「ハイドロキノン」など美白成分も入っています。
美白成分も配合なんて嬉しい…!って思う方もいるかもですが、一方で刺激が強めなので合わない人も結構います。
どちらも1%以下しか入っていないので、それほど炎症が出る方は多くないと思います
でもエイジングケアをメインに使おうと思ったら、ちょっと邪魔かな?と思っちゃいます…
特にハイドロキノンは刺激が強めの成分。
美白効果がある反面、これが入った化粧品を使う時は日焼け・紫外線により注意です。
なのでクロノセルを使う間は、冬でも日焼け止めや日傘を使うのをおすすめします。
あとエタノールもそこそこ入っているので、合わない方にはおすすめ出来ません。
ちなみに公式ページで「アスコルビルソン酸Na」ってなってますが、ソとリを間違えてますね(笑)
広告担当の方…がんばって…
ちなみに全成分↓
クロノセル、全体的な印象とまとめ
ヒト幹細胞培養液、成長因子、美肌菌と、最近流行りの成分を取り入れた面白い美容液だと思います。
ただ色々欲張りすぎて、逆にぴったり合いそうな人が少なくなっている印象もあります。
EGFとかでエイジングケアしたくて、表皮ブドウ球菌も増やしてバリア機能も上げたくて、美白成分が肌に合っていて…と、コンセプトがちょっとバラバラになっちゃってますよね
そして幹細胞培養液・成長因子・美肌菌は新しいがゆえに、まだまだ化粧品としてどのくらい効果が期待できるかは分からないのが現状です。
もう1つおさえておきたいのが濃度。
いくら効果がある成分でも、ちょびっとしか入っていなければ効果なしになっちゃいます。
これは大手の化粧品でもそうですが、ちゃんと効果のある濃度で配合してるかって分からないんですよね。
幹細胞コスメやEGF化粧品は原料が高いので、価格も高めになる一方、薄く配合して利益を出している化粧品会社がいるのも事実なんです。
なので現状この手の化粧品は、「効果があったらいいな」くらいの気持ちで使える方におすすめしています!
EGF化粧品には濃度が開示されていて、日本EGF協会から認定されてるものもありますので、EGFだけ取り入れたいという方はそちらを選ぶのがいいと思います!
クロノセルを実際に使ってみたので口コミ!
使い方は洗顔後、乳液・保湿クリームの前に
使い方としては美容液なので、洗顔後のスキンケアに、化粧水の前か後に使います。(個人的には後)
油分で蓋をする前=乳液やクリームより前に使えばOKです。
朝・夜はどちらでもいいですし、公式では朝と夜ともに使うように書いています。
ちなみにたっぷり使ったほうが幹細胞エキスの効果は出やすくなると思いますが、
逆にエタノールやハイドロキノンの刺激性も上がるので、この辺がほんともったいないなと思いますね…
ただ逆に、全部ばっちり当てはまる人への効果はかなりいいと思います。
そこそこ保湿力があるので、水分が足りている人は化粧水のかわりに使うのもありだと思います!
そこそこ保湿力がありつつ、さっぱりな使用感
容器は最近増えに増えたスポイト式。
ワンタッチで出せないのが不便ですが、量の調整はしやすいです。
テクスチャは少しとろみのある化粧水のような感じ。
グリセリンベースなのでそこそこ保湿力がありつつ、エタノールも入ってるのでベタつかず、さっぱり馴染む使用感です。
エタノールは収れん効果もあるので、使用後の肌感はいいです。
なので美容液としてかなり組み込みやすい作りにはなっています。
(個人的には収れん効果はいらないから、エタノールを外してもっと軽いベースにして欲しかった…)
あとはちゃんとした濃度で幹細胞エキスやグロースファクターが入ってくれているか…(笑)