乾燥による開き毛穴・インナードライにアプローチするという「ファンケル モイストリファイン」の化粧液と乳液。
新発売で気になっている方もいらっしゃると思いますが、さっそくお試しを実際に買って使ってみましたので、
その使用感を口コミとして、また成分をみて効果の範囲とかどんな人におすすめかみたいなところもブログに書いていこうと思います!
成分から見る効果と、おすすめな人
コンセプトはうるおいで乾燥・毛穴・テカリを解決
まずどういう人に向けてのラインなの?というと、
- 毛穴が目立つ、カサつきが気になる、テカリも乾燥も感じる
- →肌の内側が乾燥しているインナードライが原因
- インナードライを解消し、乾燥を改善→毛穴を目立たなくする
毛穴が目立つってお悩みの方には、
- 毛穴汚れ・角栓の黒ずみが原因で目立つ
- 乾燥や角化異常によって毛穴が開いて目立つ
大きく分けてこの2パターンがあります。(両方に当てはまる方もいます)
このうち下の乾燥が原因の毛穴の悩みを解決しようっていうのがモイストリファインですね。
いくらスキンケアで肌の表面をうるおしても、
角層に水分が保持されにくくなっていると、すぐ乾燥したり、乾燥しているのに皮脂は出るみたいなことになっちゃいます。
そこでモイストリファインではただ保湿するだけじゃなく、
角層の水分保持にめちゃくちゃ重要な「セラミド」を自分の肌で作りやすくする成分
が入っていて、肌の機能を底上げすることでインナードライを解消しようというのがコンセプトです。
より詳しく見ていきます!
セラミドは簡単にいうと、皮膚の表面の角層で水分を保持したり、外から変なのが入るのを防止するためのバリア(膜)の層をつくってるやつです。
普通の保湿成分とは違い、ただ水分を保持するんじゃなくって、肌のバリア機能そのものに影響する成分になります。
セラミドにはヒト型セラミド、疑似セラミド、天然セラミド(米セラミドや馬セラミド)などがあって、本物のセラミドはヒト型だけ&効果も値段も一番高くなっています。
アクティブセラミド?セラミドそのものが入っているんじゃなくて
コンセプトの成分は化粧液・乳液の両方に入っています
アクティブセラミドっていう成分が入っているらしくって、聞いただけだと
セラミドが入っているの?
と思っちゃいます。
ただファンケルの研究開発(参考:アクティブセラミドの開発 – FANCL)を読んでみるとどうやら、
- セラミドを作り出すのに必要なタンパク質は防腐剤に弱い
- 「特定の糖類」と「魚類由来のセラミド成分」を組み合わせると、肌自身のセラミド産生力が高まる
ってことで、防腐剤を使わず、ヒト型セラミドじゃなくって
魚からのセラミドと特定の糖類を合わせることで、結果的に肌がセラミドを作りやすくなるという…。
つまりアクティブセラミド=糖類ってことだと思います。
マンニトールとかグリコーゲンとか糖類が入っているので、そのうちのどれかまたは複数と、
恐らく魚由来のセラミドは成分でいうとスフィンゴ脂質ですかね
普通は「魚由来のセラミド」より「ヒト型セラミド」のほうが効果が高くって、その分価格もかなり高くなります。
そこを高いヒト型セラミドを使わず値段をおさえながら、
肌のセラミドの産生を助けられるならすごいことです。
ただし「ヒト型セラミドと比較してどちらが効果的かは分からない」っていうのはありますね~
予算があるならヒト型セラミド配合のものを買うのが安定です
ちなみにファンケルは「ラフィノース」という肌の奥の隠れ乾燥=インナードライを改善する成分も研究していて、
モイストリファインにも入っているのでより一貫性がうかがえます。
参考:ラフィノースが肌の奥の隠れ乾燥を改善する – FANCL
ビタミンP(VPエキス)、タチバナ果皮エキスが毛穴まわりをひきしめる
インナードライの改善だけじゃなく、タチバナ果皮エキスが毛穴まわりの肌をひきしめるとのこと。
ファンケルによると、エキスに入っているビタミンP(VPエキス)=柑橘類の皮とかに含まれるポリフェノールの一種が、毛穴にアプローチしてくれるようです。
モイストチャージコラーゲン?そのほか保湿剤多めの構成です
アクティブセラミドと同じくキャンペーンページで推されていたのがモイストチャージコラーゲン。
サクシノイルアテロコラーゲンという成分がそうだと思います
他のファンケルの化粧液・乳液だと、
加水分解コラーゲンという小さくしたコラーゲンが入っていますが、
サクシノイルアテロコラーゲンは大きめのコラーゲンです。
肌なじみをよくするよりも、皮膚の表面で保湿膜を作るための選択といったところでしょうか。
コラーゲンは分子が大きく肌の奥には浸透しないので、化粧品に配合してもコラーゲンを作るのを助ける効果は見込めません。
中でもアテロコラーゲンは大きいタイプなので、肌の表面で保湿・保護の効果を発揮すると考えられます。
その他、防腐剤を使っていないのでDPGというベースが多めで、糖類の保湿剤が数種類入っています。
エキスなども少なめでシンプル寄り、全体的に使いやすい化粧液・乳液になっていると思います!
ⅰ さっぱりと ii しっとりの違い、選び方
ⅰさっぱりとⅱしっとりで、主要な成分の違いはないので、好みの質感で選んで大丈夫です。
より乾燥しやすい方はしっとりタイプ、でも↓の口コミの項目でも触れますが、
しっとりタイプでも比較的さっぱり使えるようになっています。
ベースでいうとさっぱりタイプがDPG多め、しっとりタイプがグリセリン多めになっています。
ニキビ肌でグリセリンが合わないならさっぱり、敏感肌でDPGだと刺激を感じるって方はしっとりの方が使いやすいかもしれないですね。
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お試しセットを使ってみたので口コミ!
値段は税込み1000円・送料無料で買えるトライアルを試してみたので、使用感を書いていこうと思います!
2019年4月12日から、以前は1510円だったのが値下がりしました!
(かわりにモイスチャライジング マスクがセット内容から外れています)
モイストリファイン 化粧液 しっとり 30ml(1ヶ月分)
モイストリファイン 乳液 しっとり 30ml(1ヶ月分)
マイルドクレンジングオイル 20ml
アクネケア洗顔クリーム 10包
ポア クレンジングパック 3包
化粧液(化粧水)、思ったよりさらさら
お試しではしっとりのみ。
30mlで1ヶ月分ですが、こういうのはだいたい1ヶ月以上使えます(笑)。
容器は振ってちまちま出るタイプで、量の調整はしやすくなっています。
手に出してみると、少しとろみはありますが思っていたより全然さらさら。
モイストリファインという名前から、もっとベタつくかと思ってましたが、肌なじみもよくってストレスないつけ心地です。
個人的には使いやすいテクスチャでした。
ファンケルでは他にアクネケアとエンリッチを使ったことがありますが、これが一番好きですし、自分の肌に合っているようです。
セラミドを作るのを助けるというコンセプト的に、使い続けることで効果を発揮するタイプの化粧水ですので、最低でも3週間~1ヶ月くらい試したいところ。
そういう点でもお試しで1ヶ月使えるのは嬉しいですね。
ちなみに容器の開け方が特殊になっています。
リングを取って締め込むことで穴があいて開封できます。
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乳液、こっちも思ったよりさらさら
乳液のほうもお試しではしっとりが届きます。
同じく30ml・1ヶ月分で、容器は便利なプッシュ式です。
手に出してみると、まぁ普通の乳液ですが、
どちらかというとジェル乳液っぽい・水っぽいテクスチャです。
化粧液と同じく、こっちも思ったよりさらさら。
かなり肌なじみがよくって、すぅーっとのびてベタつかずにさらっとめに潤ってくれます。
逆に乾燥肌の方は物足りないかもなので、クリームとの併用がおすすめです
こちらも同じく使い続けることで効果を発揮するタイプ。
保湿力が物足りないからすぐやめるより、
クリームを併用しながらバリア機能が高まるか試す=乾燥肌がマシになるか経過をみるのがおすすめです!
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セラミドに効果が出るなら嬉しいライン
記事を書いている現在、ほぼなくなるくらいまで使っていまして、最近の中ではかなり気に入っています。
乳液は付けない派なので化粧液→別の美容液で使っているのですが、使用感は申し分ないです。
モイストリファインは、
アクティブセラミド+魚由来のセラミドによって、直接働くわけじゃないんだけど、自分の肌のセラミドを作るのを助けるというコンセプト。
この価格帯では配合が難しいヒト型セラミドと同じくらいの効果が出るなら、めちゃくちゃ嬉しいですよね。
ただ本当に効果があるのかは正直なところ保証できないです。
なにしろ新しいコンセプトですし、効果も間接的なところ。
幸いトライアルは1ヶ月分で、自分にあってるなら効果が分かる頃かな?という期間試せますので、気になった方はチェックしてみてください!
ファンケルの他のラインと迷っている方は↓でまとめていますので、参考になれば幸いです!
(参考:ミカン科タチバナ由来の美白エキス 医薬部外品添加可能成分 – 日油)